またまた更新をさぼっていました。
本日のお題は、スズメノカタビラの防除。


はっきり云って一般のご家庭では「草を見たら抜け」と云う禅宗のお坊様のお言葉通り、ひたすら手取りするしかないのでは無いかと。
いきなり除草剤に頼るのは、少しリスクが大きいのではないかと思います。
ちなみに、レス後半に出てくる「マックワンフロアブル」ですが、一般の方ではまず入手自体が無理だと思います。
どうしても、と云う方は「丸紅アグロテック(株)」の取り扱いですから、お問い合わせください。(先様がどういう対応をするかは、312保証いたしかねますが・・・)
ちなみに定価で1L¥50,000−です。
平米あたり1〜2㏄が規定の薬量ですから、1Lで1,000〜500㎡撒布できます。
あとは、特性としては発芽前処理剤で、発生前のスズメノカタビラに卓効を示す、と云うことになっています。
ゴルフコースのグリーンキーパーさんからは、発生後のものが枯れたとか、コロニーが薄くなったとかいろいろな話がありますが、メーカーさん、販売店さんは株になったら効果が劣ります(効きません)と云ってます。
関西グリーン研の詳細なレポートを読ませてもらったことがありますが、発芽、株化後のスズメノカタビラに関しては「生育の抑制」は見られるが「枯死には至らない」と云った結果だったと思います。


スズメノカタビラについては、それを生業とする芝地管理者でも手を焼くほどの難防除雑草の一つです。
地域によっては夏場には消えてしまったりもしますが、その一方では一年中消えないところもあります。
「カタビラみたいな夏消えちゃう草に、何をそんなに躍起になっているんだ」
なんて方もいらっしゃいますが、日本は南北に長いことを忘れちゃぁいけませんよね。
ですが、私の知っているあるゴルフコースでは、クスリを使わずに手取りだけでパッティンググリーンのスズメノカタビラをほぼ制圧しています。
そのコースの端の方では夏でもスズメノカタビラが見られますので、これはまさしく手取り除草の勝利かと。
まずは、「見つけたら抜く」と云うところから始めるのが一番かな、と思います。


ただ、493のレスのように半分入っちゃったら、どうしましょう・・・。