898 :花咲か名無しさん :04/08/30 16:38
>>876
>>877
余所でも312 さん、レスありがとうございました。
結局そうなんですよね。


ところで、目砂の使用についてはどうですか?




899 :花咲か名無しさん :04/08/30 17:07
>>876>>877
余所でも312 さん、レスありがとうございました。


ところで、目砂の件は、どのようにお考えなのでしょうか?




911 :余所でも312 :04/08/31 10:39
>>898-899*1
>目砂の件・・・

・・・なんですが、ゴルフコースのパッティンググリーンの管理に於いては、基本的には刈込や施肥と云った作業とセットのルーティーンワークじゃあないの。って思ってます。
ですから、目砂の話、と云うよりはゴルフコースのパッティンググリーンの管理の話です。

それと、以下について「じゃあお前はそれが出来てたんか?」「それが出来るのかい?」と云うつっこみはなしで御願いします。実際、出来ませんから(^-^;)
あくまで、私が今も目指している方向性の話、と云うことで・・・。

以前arakenさんのBBSにレスしたような気がしますが、私は、
「パッティンググリーンは若干強め(厚め)に作って、それを透かしてゆくくらいが、やりやすい」
みたいな考え方をしています。
ゴルフコースのグリーンを仕上げる方向性で、非常に大事なことは、
「18ホール+パッティンググリーン*2の芝の品質を、如何に均質にするか」
と云うことだと思ってるんですね。
ですから、芽数を数えたり、根の量を確かめたり、土壌の物理性を計ったり、スピードを測ったり・・・
気温から降水量から、施肥量とか施薬の量の記録を取ったり、記録・比較したり・・・
全ては、「如何にして、均質のグリーンを安定して提供し続けるか。そして、その均質・安定のレベルを如何に高めてゆくか」という命題に答えるためだと思っています。
余談ですが、一寸前に、何かを作っている職人さんが
「趣味でやっている人が、もっとすごいモノを作っているけど、それはそれで構わない。自分たちは、今作っているモノ、同じモノを作り続けなきゃぁならないんだから。それが職人なんだから・・・」
みたいなことをラジオで云ってました。
一寸、目が潤んじゃったんですが・・・、閑話休題
ですから、芝はもうグダグダになりそうでも、何とか誤魔化してでも、表面だけ仕上げる事を考えて行くのがグリーンキーパーの仕事でしょ。って思います。
もちろん、四季のある日本で、おまけに梅雨や秋雨やら、台風といった「イベント」には事欠きませんから、なお苦労するんですが・・・。(続く)




912 :余所でも312 :04/08/31 10:40
(続き)
そうすると、芝は若干強めに作っておいた方が、例えばピッチマーク(ボールマーク)や、ホールカップの埋め戻しの痕、踏み傷められたカップ周りの芝、動線が悪くてどうしても集中して来場者が通ってしまう出入り口・・・、なんかの回復が早くなります。
さらに薄い目砂を頻回に施用することで、より速やかに修復される様に思っています。
で、それがarakenさんのBBSに有ったように「0.2g位の窒素成分の施肥効果」なのか「植物の生育を刺激した結果」なのか、先学*3の身としては知り得ないんですが、まあ、経験則からなんですがそのように捉えています。
ですから、施肥量なんかも、それこそ年間で3g/㎡〜30g超まで、アミノ酸やら何やら、小水量散布やら何やら、色々やってみました。
その結果として、まあ、床の条件やらお天気の具合もあるでしょうが、10とか15g/㎡(年)くらいは入れても良いのかも知れないね。と思っています。(結局は、「結果として ○gだった」の世界だと思うのですが・・・)
透けてしまったモノを、厚くするのは、金と手間と根気が必要で、おまけに復旧させるまでは来場者の印象が悪くなってしまいます。
だったら、厚めの芝を様子を見ながら透かしている方が、イイじゃんね〜。
と云うことですか。その方が、上記の命題をクリアしやすいのではないか、と云う主義です。
ですから、必要なら更新作業もする。厚めの目砂もする。
薄目の目砂は、もうルーティーンワークと割り切って頻回に施用する。
殺菌剤も殺虫剤も、それを減らす努力は当然として、必要ならためらわずにしっかり打つ。
刈込とかそう言った一般管理作業も含め、全て逐一自分で確認して判断する。
グリーンの周辺の木を切って日照を確保したり、動線が分散するように、一寸いじってみたりもする。
そう云ったことが必要で有れば、ハウスにでもメンバーさんが組織する委員会とも交渉する。
それがグリーンキーパーの仕事でしょ。
と云った考え方をしています。


もちろん、目砂無しで、均質のグリーンを安定して提供出来るのなら、それで良いと思いますし、そのような方法も是非勉強させて頂きたいな〜、と考えています。




914 :851 :04/08/31 12:07
結局、「18ホール+パッティンググリーンの芝の品質を、如何に均質にするか」ってことに
なるんでしょうね。
それで、必要なら目砂して調整するなり、芽数を下げるなり、の処置がでてくるんでしょうね。
練習グリーンと本グリーンとのタッチが違いすぎるゴルフ場があまりにも多いのも事実ですよね。


また、目砂散布による芝草への悪影響について議論がありましたが、結局どちらでもいいのでしょうね。
つまり、上記目的を達成させるために、目砂が必要ならすればいいし、必要ないなら目砂もいらないってことでしょうね。
仮に、目砂が芝草への悪影響があったとしても、他に方法がなければせざるおえないってことですよね?


「肥培管理の失敗で目砂が必要になる」っといった議論の前に、私自身は、諸条件をみたす目砂であれば特に問題ないと思っているのですがね。


あまりにも常識とされていたことを疑ってみることは重要でしょうね。(笑)




915 :月末で超忙しい腰痛患者 :04/08/31 14:53
>>911
>>912
ぐぉっ!
月末の集金期で超忙しいのに、
じっくり、よみふけてしまった。*4


ちなみに、うちのグリーンは30㎝測定ポイントをずらしただけでも
1ft位は簡単にちがってきます。*5




916 :余所でも312 :04/08/31 15:38
>>912
>先学の身 ← ×


浅学の身 ← ○ デスネ。失礼しました。


>>914-915
しかし、読み返してみたらば、一寸力みすぎで恥ずかしいですね。
もっと普通に書ければいいのに・・・。
まあ、あまり深く読まずに、ざぁっと読んでお仕舞いにしてください。
新しい考え方や技術、機械がどんどん出てきている時代です。
既に古い考えの部類に入っているかも知れません。イヤどうも、もう、入ってそうだな〜


>あまりにも常識とされていたことを疑ってみることは重要でしょうね。(>>914)


「常識」が、いつもどこでも通用するとは限らないのが、この世の常ですしね〜



*1:同じ人による「釣り」かな〜と、実は不安な312

*2:「ゴルフコースのパッティンググリーン」と云う物言いをするからには、「プラクティスグリーン」が正解です

*3:もちろん「浅学」の間違い

*4:レスが長いばっかりで済みません:312

*5:ゴルフコースのパッティンググリーンでも、良くあることです:312