一昔前は、ゴルフコースのグリーンキーパーと呼ばれる本職(?)ですら、穴を空けたり切ったりする作業を「更新作業」という一括りで語っていましたが、最近では、施工の様式に合わせて、コアリングとかエアレーションとかスライシングとか、きちんと使い分ける方が増えてきました。
年配の方は、コアリングをコア抜きとか、ムク刃のエアレーションを穴あけとかおっしゃったりしますか。
要するに、きちんと伝わればいいのかな、とも思います。
今般趣味で芝を楽しむ方々も随分と熱心に勉強されていて、こちらがたじろぐような質問をされる方とか、「あのぉ、趣味で作ってらっしゃるお庭ですから、そこまでは・・・」みたいな心配までされている方とか、病膏肓に入ってしまわれたみなさん、本当にすごいですね(笑
そうやって、新しい文化というか趣味のカテゴリーが出来上がってゆくのかなぁ、と。
そうなれば素晴らしいことだし、芝生バカの一人としてこれほど嬉しいこともないなぁ、などと思う312です。


さて、今日のお題は高麗芝のサッチングについてです。
定期的な刈込(刈り取り)と、生育最盛期のコアリング。良質の有機質肥料と、土+砂の目土などの管理をほどほどに行えば、一般のご家庭では、サッチングまではしなくとも、と個人的には思います。
思いますが、やってはいけないと云うことでもなく、やれば芝が良くなることも確かですので、312やりたいという方を止めはしません。是非おためしあれ(笑


そうそう、芝刈り機の形式はともかく刃の管理・手入れはしっかりとしましょう。
切れ味の悪い包丁で作った料理の味が落ちるのと一緒で、切れない刃で刈り込まれた芝は、見栄えが悪いだけではなく、病害や生育阻害の原因にもなってしまいます。